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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。

法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家の判断によるなど、最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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Q.94 モノマーの構成比率が不明

2008年6月30日更新

【質問】

REACH規則の予備登録について質問です。当社は調剤メーカーです。材料メーカーA社から購入しているポリマーの構成成分であるモノマーB、Cを予備登録したいのですが、肝心のモノマーの構成比率が不明です。メーカーに問い合わせたところ構成比率は企業秘密で教えられない、かつ予備登録の予定はないと言われました。

この場合、モノマーの構成比率を当社で決めてしまってよいものでしょうか。



【回答】

REACH規則では、ポリマーは登録・予備登録の対象ではありません。ポリマーを構成する2wt%以上のモノマーなどの物質が、登録・予備登録の対象です。

予備登録で、提出する情報は以下の通りです。

物質の名称、EINECS番号、CAS番号など

登録者の名称、所在地、担当者

予想される登録期限とトン数帯

読み取り法や構造活性相関法などの安全性評価に用いることが可能な類似物質の名称、EINECS番号、CAS番号

したがって、予備登録に当たっては、ポリマーの構成比率を厳密に確定する必要はないと考えます。出荷しておられます調剤中のポリマー量と、そのポリマーのモノマー成分の情報をもっておられますので、例えば、赤外吸収やNMRの分析で推定するモノマー成分比率から、概略モノマーのトン数を算出して予備登録をすればよいと考えます。

また、登録に当たっては、調剤中の物質のトン数計算で正確な比率が分からない場合は、変動幅の最大値で計算するとされていますので、前記しました方法でモノマーのトン数を算出して登録はできると考えます。