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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。

法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家の判断によるなど、最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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ECHAからの最近の発表から 附属書XIVに掲載の認可対象となる優先物質の勧告ドラフトの発表〜

2009.01.23


昨秋には、15物質の認可対称候補の15種類のSVHCが特定され、2008年12月1日には予備登録が締め切られました。REACH施行の次の段階に入りました。  今回のコラムでは、最近のECHAからの発表内容を紹介します。


1.附属書XIVに掲載される認可対象となる優先物質の勧告ドラフト

2009年1月14日に、附属書XIVに掲載される認可の対象となる物質の勧告のドラフトが発表されました。昨年発表された15種類の認可候補のSVHC物質のうち、次の表に示します、7物質が勧告されています。2009年4月19日締め切りで、パブリックコメントが募集されています。

今回勧告に入れられましたのは、REACH規則第58条3項に規定されています、附属書XIVに収載するために設けられている下記の3項目を評価しての結果によります。  (a)PBTまたはvPvB  (b)広範囲の分散的用途  (c)高生産量

パブリックコメントと加盟国の意見を考慮して、ECHAは勧告のドラフトを修正し、ECHAから勧告の最終決定が欧州委員会に提出されます。  今回の勧告のドラフトでは、(1)附属書XIVに掲載後は、24から30ヵ月の間に認可申請に提出、(2)掲載日から42から48ヵ月後から使用禁止にすることを提案するとしています。  そのほかの8種類の候補物質は、今回の勧告物質に入りませんでしたが、次回以降に認可リストに入れるか検討されることになります。


2.予備登録物質リストの発表について

REACH規則では、予備登録物質のリストは2009年1月1日までに発表されることになっています。2008年12月19日に、最終リストではなく、暫定的な予備登録物質リストが発表されています。発表によりますと、約65,000企業から約15万物質について、約250万件の予備登録がされたということです。予備登録物質の中には,物質でないものやEU/EEA域外の企業からのものもあるとのことです。このスクリーニング作業が年明けにまでずれ込むということで、最終のリストの発表までにはまだ少し時間がかかるようです。


【参考資料】

2009年1月14日ECHAプレスリリース http://echa.europa.eu/doc/press/ pr_09_01_consultation_substances_authorisation_20090114.pdf

2008年12月19日ECHAプレスリリース http://echa.europa.eu/doc/press/ pr_08_59_publication_pre-registered_substances_list_20081219.pdf

(林 譲)