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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。

法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家の判断によるなど、最終的な判断は読者の責任で行ってください。

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Q522.RoHS(II)指令の改正内容

2017年12月15日更新

【質問】

RoHS(II)指令は、特定有害物質や適用除外用途などの見直しに伴い、部分的に何度も改正されていますが、各改正内容や最新の条文はどこで確認できますか?

【回答】

RoHS(II)指令(2011/65/EU)は、当初法であるRoHS指令(2002/95/EC)に代わり2011年7月21日に施行されており、これまでに何度か改正されています。

 改正内容や最新の条文等は、欧州委員会環境総局のWebサイト1)やEU法データベース(EUR-Lex2))などで確認できます。


1. EUR-LexのWebサイト

ここではRoHS(II)指令の当初法、各改正へのリンク、およびこれまでの改正内容を反映した「統合版(All consolidated versions)」などの情報が確認できます。

 現時点の統合版としては2017年11月6日版が最新となっています。また各改正は改正箇所や施行日等が記載された表が示されており、それぞれの改正内容のリンクにより詳細を確認できます。


2. 欧州委員会環境総局のRoHS指令関連Webサイト

ここでは「EU legislation」で、本文の改正と附属書の改正状況が紹介されており、附属書は附属書IIと附属書III・IVごとに、各改正内容へのリンクが提供されています。


(1)RoHS(II)指令を改正する法

 ここではRoHS(II)指令本文の改正として1つの改正指令(EU)2017/2102(2017年11月21日)が挙げられています。RoHS(I)指令(2002/95/EC)の適用範囲外であったがRoHS(II)指令(2011/65/EU)に準拠していない製品を2019年7月22日まで適用範囲外としていた第2条2項の削除や、パイプオルガンの対象外製品への追加などが改正されています。


(2)RoHS(II)指令の附属書IIを改正する委任指令

 附属書IIの改正として(EU)2015/863(2015年3月31日)が挙げられています。この改正で規制対象物質に、フタル酸エステル類4物質が追加することが決定されました。


(3)RoHS(II)指令の附属書IIIおよびIVを改正する委任指令

 附属書IIIおよびIVには適用除外用途が規定されており、本Webサイトでは各改正の内容が確認できます。

 直近の改正としては、附属書IIIに関連した「表示に使用する色変換発光ダイオード(LED)におけるカドミウムの免除に関する内容」を記載した(EU)2017/1975(2017年8月7日)が挙げられています。


なお、欧州委員会環境総局のWebサイトには上記以外にも「Implementation and reporting」「Events and studies」に、本文の改正、物質の追加、また適用除外用途などの、法改正前の調査や意見募集などの検討状況が記載されており今後の動向を把握することができます。


【参考資料】

1)http://ec.europa.eu/environment/waste/rohs_eee/index_en.htm 2)http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/ALL/?uri=CELEX:32011L0065&qid=1512786931178